相談:2960 非浸潤性乳管癌の病理検査
2024/10/28
相談者:
50代
2024/10/28
No.2917で温存か全摘か相談した者です。その節はありがとうございました。自分なりによく考えて、部分切除で手術を受けました。
病理検査の結果は、浸潤なし、断端陰性で、これから放射線治療を受けます。しかし、非浸潤がんなのでホルモン受容体は未検査と言われました。
非浸潤性乳管癌に対してホルモン受容体の検索をしないことは一般的なのでしょうか。
乳癌診療ガイドラインでは、ホルモン受容体陽性非浸潤性乳管癌に対して、部分切除後のホルモン療法を弱く推奨するとあります。
他方、HER2の検索は推奨されていないのでサブタイプ分類ができないから、再発リスクは変わらないから、ホルモン受容体の検索をしないという考え方もあることを結果を聞いた後で知りました。
ただ、祖母が両側とも乳癌だったので、できる検査は全部してほしいと術前にお願いしていたのです。未検査ということで、とても不安です。
通常は非浸潤がんであってもホルモン受容体の検査は行います。
非浸潤がんなので、ホルモン療法は必要ありませんが、
残存乳房の再発を抑える効果が少しだけあるので、ホルモン療法をどうするのか参考にするためです。
HER2に関しては浸潤部分で検査するので、浸潤部分がないので検査はしません。