相談:2762 閉経前乳癌 リュープリンとアロマターゼ阻害薬
2024/02/12
相談者:
40代
2024/02/12
以前NO2749にて質問させていただきました。子宮筋腫の手術は一旦経過観察に戻しました。子宮全摘と卵巣切除を予定していたため、昨年12月からタモキシフェンよりアナストロゾールへ切り替えておりましたが、手術を辞めたことによりタモキシフェンに戻すと思っていたものの、リュープリンとこのままアナストロゾールでよいとのことになりました。閉経前でもリュープリンをすることで、アロマターゼ阻害薬は有効なのでしょうか。タモキシフェンは閉経後の子宮体癌リスクを上昇させると聞きましたが、タモキシフェンに戻した場合、リュープリンをしているのであればやはり子宮体癌のリスクは上がるでしょうか。
閉経前でもリュープリンで閉経状態になるので、アロマターゼ阻害薬は効果があります。
リュープリン+アロマターゼ阻害薬の方が、リュープリン+タモキシフェンより効果が少しだけいい事が分かっています。
なので、アロマターゼ阻害薬で大丈夫です。しかし、日本では、アロマターゼ阻害薬は閉経した人しか使えないことなっているので、一般的ではありません。
タモキシフェンのアレルギーやタモキシフェンを使っていた人が再発した場合などの条件がないと、お国が認めてくれません。お国が認めてくれないからタモキシフェンに戻るかもしれません。
リュープリン+タモキシフェンが子宮体癌のリスクを上げるかどうかのデータはないので不明ですが、
閉経後の方にタモキシフェンをすると子宮体癌のリスクが少しだけ上がるので、リスクが上がる可能性はあります。