相談:2399 転移を調べる検査について
2023/02/18
相談者:
40代
2023/02/18
はじめまして。
A病院で、11月に浸潤性入管癌が分かった者です。生検の結果、
ER(+)PgR(+)Her2(−)
ki67:く10%と分かりました。
腫瘍の大きさは2cm未満です。
以上の結果まで分かった所で、
近くにあるがんセンターに手術はお願いしたかった為、転院の希望をし紹介状を書いてもらい受診しました。
A病院ではCTを撮って無かった為、転移の有無も分からずステージも決まって無かった為、がんセンターでCTの検査をすると思っていたら、しないとの事で聞いてみたら、必要ない検査は省きます。との回答でした。
A病院でMRIをやった際に軽い造影剤アレルギーが出てしまい、その事をがんセンターに伝えた所、今後造影剤を使う検査はアレルギーが出た事を必ず伝えて下さいと言われました。ただ、A病院ではMRIとCTでは造影剤の種類が違うからCTは大丈夫と聞いてました。がんセンターでもCTやると思うからうちではやらないでおくね。とA病院の医師はおっしゃってました。
がんセンターの検査予約に、超音波検査が2日間入っていた為、技師さんに何で2日もやるんですか?と聞いた所、恐らく1日目は乳房のみ、2日目は近くの臓器だと思いますとの事でした。がんセンターでの検査はあとマンモグラフィーだけで、その後、主治医の診察が1ヶ月以上先で、その時トータルの結果診断と、今後の治療方針が話されるとの事です。
長くなりましたが、質問したいのは、CTを撮らずに転移の有無が分かるのか?(ステージも)
エコーで他の臓器を見るというのが、転移の有無を調べるものなのか?という事です。
転移がある無しで、抗がん剤から始めるか手術が先か…と治療方針も変わってくると思うのですが…。そのがんセンターは手術は4ヶ月待ちです。
乳がんが見つかったからすべての人に、転移の検査をするわけではありません。
腋窩リンパ節に転移ない人は、他の臓器に転移していることは稀なので、腋窩リンパ節に転移を疑うところが
なければ、転移を探す検査はしません。
乳房に対しては、手術方法を決めるため(転移を探す目的ではない)に、CTやMRIを行います。
術後の検査でも積極的に転移を検査して探す事はしません。
転移を疑った場合のみ検査をします。
他の臓器に転移が見つかった場合、小さく見つけても、大きく見つけてもその後の予後は変わりがない事が分かっているので、
小さな転移を一生懸命探す事はしません。
小さく見つければ、他臓器に転移しても治ると思っている方が大部分ですが、乳がんの場合は、治らない事が分かっています。
このため、他の臓器に転移があれば、治療法は変わります、基本的に手術は行いません。
ホルモン治療や抗がん剤治療を行うという治療方針になります。
色々な検査をして欲しいのであれば、がんセンターではなく、A病院で手術をした方が、検査してもらえると思います。