相談:3133 術後治療について
2025/09/28
相談者:
50代
2025/09/28
質問させていただき、ありがとうございます。
下記乳がんで、部分切除、放射線治療(腋窩照射含)が終わっています。
49歳(閉経前) 浸潤性乳管癌(IDC) サイズ 14×13×16mm(pT1c) Ly0, v0,
リンパ節 N1 センチネル(SLN1/2, levelⅠ0/1 リンパ節郭清省略 組織学的グレード3、核グレード3
ER 強陽性 PgR 中等度陽性 HER2 2+、FISH陰性 Ki-67 20% オンコタイプDX RS40
N1、オンコタイプの結果よりも、化学療法適応(推奨はEC→T)となりましたが、心房細動や以前のバセドウ病の心不全などの既往もありアンスラを避けての治療を希望をして、TC療法を行っており、もうすぐ終了します。
質問ですが①ケモ終了後、ホルモン治療とともに、アベマシクリブも適応ではあり(グレード3)副作用が受容できれば、アベマを内服しようと思います。推奨されますか?
②下痢や白血球減少がきつければ、中止して、TS-1という選択肢もありますか?
③ケモ1クール目で化学閉経しましたが、ホルモン剤はタモキシフェンの開始でよかったですか?(自分としては再発予防効果も考えてタモキシフェン3~5年+AI5~7年などを考えていますが、楽器など指先の仕事や趣味をしているため関節痛の副作用はとても辛いです)
- ①アベマシクリブもした方がいいと思います。
- ②下痢、白血球減少は薬とアベマシクリブの減量でなんとか成ります。アベマシクリブ終了後にTS1を行うのがいいと思います。
- ③本当に閉経しているのかどうかは分からないので、タモキシフェンから開始するのがいいと思います。タモキシフェンからAIへの変更は、本当に閉経していないと、生理が戻るので、慎重に行う必要があります。
色々心配されていますが、副作用の出方は人それぞれなので、行ってみないと分かりません。