相談:2344 術後の追加治療なしに対しての不安
2023/01/07
相談者:
60代
2023/01/07
2022.9月に検診を受け(2年ごとに受けていた)、右乳房に広範囲に石灰化がありMRI、マンモトーム検査で非浸潤性乳管癌と診断され、同年12月に全摘手術を受けました。術後病理結果では、ホルモン受容体陰性、HER2陽性、Ki67 15%、核グレード2、乳房内の広がりが70×52×27ミリ、浸潤径最大0.3ミリ、センチネルリンパ節転移なし、脈管内侵襲なしで、非浸潤癌が主体の浸潤性乳管癌で、今後は定期的な経過観察で良いと言われました。広範囲に病巣があったのと、サブタイプHER2陽性ということで、このままで良いのか不安に思いご相談致しました。ご教授いただけばありがたいです。宜しくお願いします。
広範に病巣があっても非浸潤がんなので、問題はありません。
非浸潤がんだけで、乳房全体に病巣が広がっていることも時々あります。
術後の治療は浸潤がんの大きさと、浸潤がん部分のサブタイプで考えます。
3ミリのHER2タイプなので、無治療で大丈夫です。5ミリを超えたら、抗がん剤治療と坑HER2療法の適応です。