相談:3120 術後のフォローアップについて
2025/08/21
相談者:
30代
2025/08/21
母(65歳)の件です。乳がん手術後、抗がん剤や放射線、ホルモン剤などを服用し、約3年が経とうとしています。大学病院の先生が退職となり、乳腺外科の体制も変わりました。そこでお尋ねです。これまで3ヶ月おきに血液検査をし、腫瘍マーカーを含めて様々な項目を調べておりました。今回の受診で、血液検査はそんなにする必要ないということで1年に1回で良いと言われ、CTやエコーなどでのフォローが望ましいと言われました。これまでもCTは年に1回(ときに半に1回)は行っていましたが、エコーなどの追加があるのかなと思っていたら、CTやエコーも1年に1回で良いということでした。リスクを考慮し、術後3〜5年はしっかりフォローがあるという認識でしたので、こちらとしてはこれまで他の項目も含めて3ヶ月に1回血液検査をしてもらい安心材料になっておりました。今回のような判断は一般的ですか。よろしくお願い致します。
乳がん術後のフォローアップの仕方は、病院によって異なります。
エビデンスがあるのは、年に1回のマンモグラフィだけです。ガイドラインでは、一緒に乳房の超音波もしてもいいことになっています。
血液検査は、腫瘍マーカーを測定しているのではなく、薬に副作用を見ていのです。
腫瘍マーカーの測定にエビデンスはありません。
全身の転移の検索(CTなど)もエビデンスはありません。
日本だけが、いろいろ検査をしています。検査をしないと儲からないからです。
日本は検査をすればするだけ、儲かる仕組みになっています。
腫瘍マーカーは測定すると保険点数が上がり、収入になります。
CTも折角あるので使わないと、収入アップになりません。
世界標準では、乳がん術後のフォローアップは、年に1回のマンモグラフィと6か月から1年に1回の血液検査(腫瘍マーカーはしなくてもいい)で薬の副作用を見るくらいです。