相談:1645 肉芽腫性乳腺炎の治療と妊娠について
2021/06/19
相談者:
30代
2021/06/19
はじめまして。
情報が少なく治療方針の選択に答えが出ません。
先生のご意見を頂きたいです。
先月、乳房の腫れや痛みを感じ組織診をしました。
結果は、
肉芽腫性乳腺炎で矛盾なし。しかし化膿性乳腺炎も否定できない。
でした。
どちらの可能性も考え、まず抗生剤の治療行っており現在3週間が経ちました。胸の痛みや腫れは消え、鶏の卵ほどあったシコリもビー玉ぐらいまでに落ち着いています。しかしこのビー玉ほどのシコリが消えなければ肉芽腫性だろうからステロイド始めましょう、と朝から言われております。
婦人科疾患があるため、出来るだけ早く2人目の妊娠を希望しております。副作用も心配なので出来ればステロイドを使用したくないのが本音です。
ビー玉程度のシコリが残っている状況でステロイド治療を行わずに様子観察すること、またそのまま妊娠するのはリスクが大きいでしょうか。
少しのシコリに対してもやはりステロイドで治療するべきでしょうか。
回答よろしくお願い致します。
肉芽腫性乳腺炎のきちんとした治療はありません。抗生剤やステロイドを使って治療をします。自然軽快もあります。
私の意見としては、無治療経過観察でいいと思います。
抗生剤でかなり良くなって、症状もなくなっていると思いますので、ビー玉大のしこりは自然に消えるのを待つのがいいと思います。
再度悪化したらステロイド治療を行う必要が出てくるかもしれません。
このまま妊娠しても、ホルモンの環境が変わるので、自然になくなる事もあります。