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相談:1246 乳房全摘と部分切除

2019/07/29 2019/07/29
初めて質問致します。今月初めに乳ガン診断されました。 針生検の結果、非浸出性乳管ガンとの事、乳管内の腫瘤は12mm。 mr検査では広がりなく、リンパの腫れも無しとのこと。 主治医からは部分切除+放射線治療と言われてましたが、再発などの不安で全摘したいと伝えました。 でも話の最後の方で、生命的予後は全摘でも部分でも変わらないと言われました。 来月手術で色々と決めかねてしまってます。 術後の病理結果で浸潤している場合もあり、その場合は全摘していた方が良いのか?アドバイス宜しくお願い致します。

浸潤があってもなくて、部分切除と全摘では、生命予後に差はありません。
ですから部分切除の手術があるのです。
もし、全摘の方、生命予後がいいのであれば、誰も部分切除の手術をしません。
部分切除が可能であれば、部分切除がいいと思います。

ゲストさん

早々のお返事ありがとうございました。とても参考になります。

あと一つ、乳房温存か全摘かの質問です。局所再発の可能性は温存も全摘も同じと言うことでしょうか?

全摘も部分切除も生命的予後が同じとのことですが、

全摘によるメリット、デメリット、部分切除によるメリット、デメリットの違いは何でしょうか?

局所再発は、部分切除で5%程度、全摘ではほぼ0%です。
全摘のメリットは局所再発が無い、放射線照射をしなくていい、再建がしやすい。
デメリットは自分の乳房、乳頭がなくなる(最近は再建を考えて乳頭を残す手術も行われています)。乳房がなくなる喪失感がある。
部分切除のメリットは、自分の乳房が残る。再建しなくていい
デメリットは、放射線照射が必要、残存乳房再発の可能性がある
以上です。
再建が保険適応になってからは、無理に残さず全摘して再建する人も増えています。

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