相談:1982 温存手術の近くに新たな石灰化、局所再発でしょうか
2022/03/20
相談者:
50代
2022/03/20
安藤先生、よろしくお願いいたしま
す。
2020年3月に左胸乳がん温存手術をしています。浸潤8mm、非浸潤6.5cm、センチネルリンパ陰性、ki-67 9.2、ホルモン陽性、HER2陰性です。断端陽性で放射線30回をしまして、ホルモン剤10年予定です。
先日術後2年のマンモグラフィーで、手術の場所の近くに1年前にはなかった石灰化の集積が現れました。エコーには映っていません。
温存手術後の脂肪の壊死の石灰化かもしれないので経過観察または、局所再発を否定するにはステレオガイド下マンモトームをするしかないと言われました。
先生のご経験で、このような場合は局所再発を疑いますか?温存手術後の脂肪の壊死で石灰化になることはありますか?
局所再発、脂肪壊死、両方考えられます。
脂肪壊死の石灰化は粗大と言って、大きな石灰化になるのですが、でき初めは、細かい石灰化の時があり、
再発の様に見える場合もあります。経過観察または、診断を確定するには、ステレオガイド下マンモトームになります。
エコーで何もなく、石灰化だけなら、半年ぐらい経過をみてもいいと思います。