相談:2536 本当に乳腺症でしょうか?
2023/06/01
相談者:
40代
2023/06/01
昨年10月、乳がん検診で受けたマンモグラフィの時、黒い血液が出ました(看護師さんがティッシュで拭き取ると濃い緑色様でした)。
しかし、不思議なことに乳汁細胞診をするために採取した乳汁はクリーム色で、色に変化がありました。
その後のエコーでは医師から「乳管内乳頭腫か非浸潤性乳管がんのどちらか。詳しく検査して下さい」と言われ、乳腺外科を受診しました。
受診時、乳汁細胞診の結果(クラスⅠ RBC2+、乳管上皮細胞-、←他にもか書かれてありましたが何と書かれてあるか不明)を持って行き、単孔性の血性乳汁分泌は絞れば左から出てくることも伝えました。
マンモグラフィとエコーをし、医師からは「エコー上、そんな悪いものには見えないけど、しこりがあるから細胞診しておこう」と言われ、細胞診をしました。
結果は、クラス2(乳管上皮細胞を集塊状に認めます。集塊は筋上皮との二相性を伴い、明らかな核異型は認めません。また集塊の周囲にアポクリン化生細胞や泡沫細胞が見られます。Mastopathyなどの良性病変を考える細胞像です。乳管上皮2+、間質細胞1+、アポクリン化性細胞1+、泡沫細胞+-、赤血球1+)でした。
クラス2だったため、「次回は半年後」と言われ、先月受診したのですが、その時「エコーで見ると少し大きくなってるな。乳腺症だと思うんだけど、大きくなるものの中に悪いものもあるから3ヶ月後にまたエコーして組織診するか決めましょう」と言われました。
そこでご質問なのですが…
①半年しか経ってないのに少し大きくなったのなら、細胞診のクラス2は信じがたい結果でしょうか?
②血性分泌もみられているので、乳腺症ではなく、乳管内乳頭腫なのでは?と思うのですがどうでしょうか?
③悪性の可能性は高そうですか?
お忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。
①乳腺症でも大きくなることはあります。書いてある所見は良性の所見です。
②乳腺症でも血性分泌はあります。乳腺症も乳管内乳頭種も良性なので、どちらでもいいと思います。
③大きくなっていること以外は良性なので、がんの可能性は高くないと思います。