相談:2831 抗がん剤の上乗せ効果
2024/05/10
相談者:
40代
2024/05/10
初めまして、よろしくお願いします。
47歳女性です。2月に右乳腺全切除手術を受けました。手術中のセンチネルリンパ節生検で陰性でしたが、病理検査の結果は数個採取の内 レベル1に1個2.1㎜のマクロ転移が見つかりました。その後リンパ節郭清の再手術は行わず放射線治療25回を実施。同時にオンコタイプDXの結果、再発スコア23 9年遠隔再発率19%と出ました。病理検査の結果は 硬性型浸潤性乳管癌 10㎜の腫瘤 核グレード1 エストロゲン受容体 100% プロゲステロン受容体 20% ki67 26 HER2 陰性 です。
このオンコタイプDXの結果の場合、50歳以下閉経前なので抗がん剤を推奨されると思うのですが、放射線治療をしていても抗がん剤の上乗せ効果があるなら、した方がよいのか悩んでます。
プロゲステロンが低いと思うのですが、ホルモン療法だけでもいいのでしょうか。
抗がん剤治療は、胃腸が弱いのと 放射線治療後の身体の回復 副作用なども心配ですが、抗がん剤をしなくて、再発転移も心配です。抗がん剤をする場合どのような薬を使うのでしょうか。乳癌の場合、軽度重度でも同じ抗がん剤なのでしょうか。多少軽い薬になったりするのでしょうか。
次回受診が少し先になる予定で、 よろしくお願いします。
放射線治療は局所(乳房と腋窩リンパ節)の治療で、抗がん剤は全身治療で、別物です。
放射線治療をしたから、抗がん剤治療を弱くするとか、放射線治療をしなかったから、抗がん剤治療を強くするという事はありません。
オンコタイプDXのスコア23で、ルミナルBタイプ、閉経前なので、抗がん剤治療をお勧めします。
使う抗がん剤はTC(ドセタキセル+エンドキサン)になると思います。
抗がん剤治療のあとに、ホルモン療法を行う事になると思います。