相談:3092 予後について
2025/07/09
相談者:
50代
2025/07/09
お忙しい中で非常に恐縮ですがご相談させて頂ければ幸いです。
【これまでの経緯】●2021/4/(下旬)健康診断エコーにより右乳房に腫瘤発見、乳腺外来を受診 超音波検査
にて右乳房Careaに径5.7x3.8mmのやや抜けの悪いcystic lesion(+)conc. Cystsusp.にて穿刺吸引細胞診施行、クラス2,conc. cyst内容物の細胞診診断にて経過観察中。
●2025/4/(下旬)超音波にてsize up(先生からは直径11mm程と聞いています)及びborderのirreguralityができた為、caの可能性あり、穿刺吸引細胞診施行。ClassIIIの細胞診断。
●2025/5/(下旬) 針生検 2本採取
●2025/5/(下旬)時点の結果(サブタイプなどは現時点でも出ておらず、ki67はとっても
意味がないという先生の方針でとらないそうです) いずれの検体においても乳腺には類円形に腫大した核を有する異形腺上皮の索状浸潤性を認めます。腺管形成はほとんど見られず、おおよそは2-4細胞性の細い策構造をとりながら、乳腺間質を超えて脂肪織への浸潤を認めます。浸潤性乳管癌、硬性型と考えます。核分裂像は4/10HPH観察されます。
腫瘍細胞のグレードは核異型2点、核分裂像1点よりGrade1です。
腫瘍の組織学的グレードはtubule formation:score3 nuclear
atypia:score2,mitotic counts: score 1よりGradeⅡです。
※20年前右乳房葉状腫瘍(良性)、5年前卵巣がん(成人型顆粒膜細胞腫)の既往あり※父が前立腺がん、祖母が乳がん、いずれも70歳後半にて罹患※現在、CT(6/16),MRI(7/16)、RI(7/8),BCRA検査待ち※手術は全ての検査結果が出次第
質問:現段階でサブタイプもわかっていません。主治医が癌と診断するまでここまで時間がかかったことに憤りを禁じえません。そんな中でご質問する事心苦しいのですが、①私の予後は先生の予測では悪そうでしょうか。なぜ骨転移やMRIまで手術前にする必要があるのか、トリプルネガティブや遺伝性など悪性度が高く転移を疑う所見なのではと不安で仕方がありません。②4年前の細胞診では良性(濃縮嚢胞)と言われていましたが、当初から癌であったということでしょうか。
①現段階で、11ミリの乳がんで、核グレード1 組織学的グレード2の乳がんとうい事しかわかっていないので、サブタイプが分かっていないので、悪そうかどうかの予測はできません。MRIは乳房内のがんの広がり状態を見るために行います。MRIで部分切除か乳房切除かを決めます。骨シンチは病院によって方針が違うので、主治医に聞いてみて下さい。卵巣がんと乳がんの両方をしているので、遺伝性乳がんかどうかは調べる必要があります。それによっても治療法、手術法が変わります。
- ②4年あれば新たに乳がんができても不思議ではありません。経過から本当に最初の嚢胞が乳がんだったのかは疑問です。のう胞が最初から乳がんだったのであれば、大きくなるスピードが遅すぎる気がします。
同じような場所に新たにできたと考えるのが普通のような気がします。