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乳がんのセルフチェック

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相談:3118 アナストロゾールかタモキシフェンか

2025/08/21
相談者: 50代
2025/08/21
安藤先生 昨年、2912でご質問させていただいたものです。その節はご丁寧な返信をありがとうございました。 その後、TC療法を4クール終え、今年初めからアナストロゾールのホルモン療法に入っているのですが、 副作用に悩まされています。 具体的には、関節痛、皮膚の痒み、骨密度低下(大腿骨71%、腰椎正面76%)、LDLコレステロール増加(160位) なのですが、今後、骨密度やLDLコレステロールに関しては投薬が必要になってくるといわれており、アナストロゾールによる副作用を別の薬で抑えながら治療を続ける事に戸惑いを感じています。 同じホルモン剤でも、閉経前に利用するタモキシフェンはアナストロゾールより関節痛が起きる頻度が少ないようですし、骨密度やLDLコレステロールに対しては良い働きをするとのことで、タモキシフェンに変更するのもありかな?と思っているのですが、子宮体癌のリスクが多少上がる・・とのことで、それはそれで怖いです。 私のように閉経後の患者さんで、アナストロゾールではなくてタモキシフェンで治療をされる方はいらっしゃるでしょうか? やはり、乳がんの転移再発予防という意味では、骨密度やLDLコレステロールの管理をしつつアナストロゾールを続ける方が良いでしょうか? お忙しいところ恐縮ですが、先生のご意見をうかがえたら幸いです。

あなたの場合アナストロゾールでの問題になってくる副作用は、関節痛と骨密度の低下だけです。

骨密度の低下は、骨粗しょう症の薬を内服しながら、LDLは高脂血症の薬を飲みながらの治療が可能ですが、

関節痛は、日常生活に支障が出る人がいるので、ひどい人はそれを理由にタモキシフェンに変更します。

タモキシフェンの副作用は、子宮体癌のリスクが上がるのと、中性脂肪の上昇があります。

関節痛がひどい人以外は、副作用をほかの薬で抑えつつ、アナストロゾールの治療をしています。

タモキシフェンよりアナストロゾールの方が、効果が強いからです。

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