相談:2836 しこりの形の変化について
2024/05/20
相談者:
40代
2024/05/20
毎年検診を受けていますが、今回エコーで左胸に5mmのしこりが2個見つかりました。
2個ともエコー上では良性だろうとの診断でしたが、家族歴があり心配な旨を伝えたところ、造影MRI検査をしていただきました。
結果、2個ともカテゴリー4で乳がんの可能性ありでした。
(ただ他にも光ってる箇所が何ヶ所かあり、右胸にもあるので、乳腺外科の先生はあまり悪性を疑っていないようでした)
MRIでより疑いの強い結果が出た1個については、針生検をして良性(UDH相当と書いてありました)でした。
もう1つの同じく5mmのしこりは経過観察でも良いと言われましたが、はっきりさせたくて吸引式生検を行いました。
検査の2週間前のエコーは技師さんが行い、先生から楕円形で良性の形と説明されました。
生検の時に先生がエコーを当てたのですが、2週間前と形が変わっていて縦長になっていたそうです。
先生は、2週間前と同じものを見ている。癌だった場合は周囲の組織とくっついているので形が変わることはない。形が変わるということは良性かもね。と仰っていたのですが、縦長に形が変わったことが心配です。
質問なのですが、
①悪性腫瘍のエコー上での見え方が短期間で変わるということは本当にないのでしょうか。
②エコーの当て方で、本当は縦長だったのに横長にうつってしまうこともありますか。
③針生検の結果のUDHとはどのようなものなのでしょうか。(医師からは悪性所見はありませんとしか聞いていません)
①2週間で形が変わるのは、乳がんでも、良性腫瘍でもあり得ないと思います。
②超音波の当て方で変形することは良くあります。圧迫を弱くすると縦長になり、強くすると横長になります。
これは、柔らかいしこりなので、良性の証拠です。
③UDHとはusual ductal hyperplasiaの略で通常型の過形成と言って、良性病変です。がんになることもありません。