相談:2060 オンコタイプDXと放射線治療について
2022/06/12
相談者:
80代以上
2022/06/12
混合型粘液癌を全摘、ルミナルA、ステージは1期
このような状態の場合、オンコタイプDX検査や術後の放射線治療は行わず、ホルモン療法のみ行うのが一般的だと思います。しかしながら、今後の再発リスクを少しでも低減するために、オンコタイプDX検査をお願いして再発リスクの数値がもし高い検査結果の場合は、放射線治療もリクエストしようかと思っております。
1 オンコタイプDX検査を、抗がん剤の適用の要否ではなく、放射線治療の要否判断に利用するのはアリでしょうか?
2 その場合、オンコタイプDXの再発リスク数値がいくつ以上の場合に放射線治療をすべきでしょうか?
3 ホルモン療法の他に、放射線治療をプラスアルファすることのメリットとデメリットでは、どちらが大きいでしょうか?
1.オンコタイプDXを放射線治療の要否の判断に使うのはなしです.
術後補助療法に抗がん剤治療を追加するか、しないかを見るものです。
年齢的にもステージ1のルミナルタイプであれば、抗がん剤治療は行わないと思いますので、オンコタイプDXの検査をする意味はありません。
2.オンコタイプDXの検査をする必要はないので、答えはありません。
オンコタイプDXと放射線治療に関するデーターは全くないので、答えはありません。
3.乳房全摘をして、リンパ節転移が3個以下であれば、放射線治療の適応にはなりません。
メリットはありません.デメリットは、放射線による皮膚障害、肺炎の可能性、心機能低下の可能性などですが、年齢が高いので、デメリットの部分が強く出る可能性があります。