相談:0978 エストロゲン曝露機関と乳がん
2018/09/14
2018/09/14
大変お世話になっております。42才で、子供は2人出産しています。
アメリカで、生涯で乳がんに罹患する可能性34%、とのことで、半年毎に検査をしてもらっています。この数字は、どのくらい高いでしょうか。
乳がんの原因はエストロゲン にさらされる期間が長いこと、と読みまして、ネットでエストロゲン について読みますと、恋愛すると分泌されるとか。
夫婦生活や、ドキドキしたりするようなことが良くないというのは、あまりに短絡的な捉え方でしょうか。
日々、乳がんになることを心配して暮らしていて、安藤先生が乳がんにかからない為に出来ることは無い、と書いておられるのに、
なんとかならないものかなぁと、免疫力を高めること、適度な運動や食事など、健康でいようと意識して暮らしています。
エストロゲン が気にかかり、主人に素っ気なくしてしまい、先生に相談させて頂きたいと思いました。
恋愛しなければ生理が無いというわけでもないのだから、こちらが何をしたらコントロール出来るというものではないのでしょうか…
無知の為、少々くだらない質問だと思いますが、こちらは大真面目でございます。
どうぞよろしくお願いします。
生涯乳がんに罹患する確率34%は何を根拠に言われているのでしょうか。日本人が日本で住んでいての生涯罹患率が約9%なので、34%とは高率と言えます。また、昔のデータでは、日本人が、ハワイに住むと乳がんの罹患率が上昇するデータがあるので、もしかすると、アメリカに住んでいること(食生活の欧米化)も罹患率上昇の可能性があるかもしれません。
エストロゲンの長期曝露とは、生理の開始年齢が早い人、閉経の遅い人、妊娠出産していない人などで、生理のある期間が長い人のことを言います。妊娠主産、授乳でも生理が止まるので、その間は違うホルモンが働いているので、エストロゲンは減少します。
恋愛、夫婦生活、ドキドキなどは、元々あるエストロゲンが一時的に増えるだけなので、乳がんになりやすいことはありません。
免疫力を高めるのは、運動と笑いです。
エストロゲン について教えて頂きありがとうございました。
そうしますと、エストロゲン について、増やし過ぎない為にできる事などは、無いという事になるでしょうか?
それよりも、生活やストレスなどによりホルモンバランスを崩してしまわないようにするというのが、せめて出来そうな事と言えるでしょうか?
エストロゲン について教えて頂きましたが、ここ一年ほど、月経の周期も期間も縮まり、とても軽く、かなり勢いが無いのですが、
この事は乳がんを心配する上では、喜ばしい事でしょうか。
昨年帰国しましたが、四年間の在米中に、組織検査の結果、異型小葉過形成であり、生涯の罹患率は34%であるとの事でした。
先生にも34%は高率と言えるのお答えを頂きましたが、以前にこちらで、乳がんになりやすくも、必ずなるとは限らないと、教えて頂いて、
希望を持ちました。
早期発見してもらえるようにアメリカの医師の勧め通り、
半年毎にエコーとマンモグラフィのセット、また半年後にはMRIで診て頂いていますが、大袈裟でしょうか。
日常では何か出来ることは無いでしょうか。
免疫力を高める、というのが乳がん予防においても、キーでしょうか。
いつも感謝しています。ありがとうございます。
いずれ始まるかもしれない治療に、立ち向かい続けることの出来る精神と身体の強さを、身に付けたいものです。
エストロゲンを増やす、減らすなどのコントロールはできないので、自然に任せるしか方法はありません。
生理周期が短くなり、軽くなっているのは42歳の年齢では、閉経に向かっているわけではないかもしれませんので、
単純に喜ばしい事ではないかもしれません。婦人科で一度見てもらったほうがいいかと思います。
異型小葉過形成で、乳がん罹患率が34%ですが、乳がんにならない確率は66%、2/3の人が乳がんにならないので、必ずなるとは限りません。
異型小葉過形成の人の、検査間隔の明確なデータはないので、何がいいかは分かりませんので、アメリカの医師と相談して行ってください。
免疫力を上げると言っても、正確には、何をすれば免疫力が上がり、何をすれば免疫職が低下するのかは分かっていません。さらに、免疫力を測る指標もありません。
運動と笑いは、風邪のひきやすさ、がんのなりやすさを多くの人で調べると、運動している人、笑いの多い人が、風邪をひきにくく、
がんになりにくい、というデータからのものです。
免疫力を測る指標がないので、いかがわしい健康食品の合言葉は「免疫力を高める」です。