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相談:1254 乳がんの手術の方法について

2019/08/01 2019/08/01
妻が1ヶ月後位に乳がんの手術予定です。 組織診の結果は、ホルモン受容体陽性ER95%、PgR95%、HER2受容体陰性、Ki67 18% 位置は右乳房右上。腫瘍8から10ミリ、腫瘍の外に乳管にそって少し広がりがありマージンをみて7センチ位取る必要が、 ありそうとの事です。 ステージ1、CT でリンパや遠隔転移なし。 手術としては ①ホルモン療法を半年して小さくなれば温存。但し、小さくなるかはやってみないと分からないとの事。 ②すぐに手術して全摘、必要ならば再建。 ③再発のリスクはあるが乳首を残しての切除。 1ヶ月後の手術と書きましたが主治医の先生には急ぐ必要が無いからゆっくり相談していきましょうと言って頂いています。 出来る限り温存出来ればと思いますが、再発のリスクを考えるとなにがベストかわかりません。 他にも手術方法があれば教えて下さい。 手術をしてみないと正確な事は言えないが、術後の治療も現段階では抗ガン剤は必要無さそうでホルモン剤治療になると 思うとの事です。先生のご見解を教えて頂けると幸いです。宜しくお願い致します。

手術に関しては、画像を見ないと何とも言えませんが、主治医の提案は間違っていません。
術前のホルモン治療に関しては、小さくなれば温存手術も可能ですし、小さくなるということはホルモン剤が、
乳がんに効いているという事になるので、術後に効果のあるホルモン剤を内服するという安心になります。
ただ半年間乳がんを抱えての治療になるので、乳がんを持っているという気持ちが耐えられるかという問題があります。
すぐに手術すれば、乳がんが体からなくなったという安心感が出ます。
乳頭をどうするかは、再建手術を考えるとできるだけ残したほうがきれいに見えます。
しかし、乳がんが乳管を通って乳頭近くまで存在しているのであれば、乳がんを取り切れず残ってしまう可能性がでます。
これに関しては主治医との相談になると思います。
術後補助療法に関しては、ステージ1のルミナルタイプなので、腋窩リンパ節に転移がなければホルモン治療だけで、
腋窩リンパ節の転移があれば、抗がん剤治療を考慮ということになります。

ゲストさん

早速回答頂きありがとうございました。

手術の方向性については主治医の先生とあらためて相談させていただきたいと思います。

術後の治療についてもご相談させてください。

Oncotype DXという再発のリスクを数値化して治療方針に反映させるための検査があると知りましたが、

今回の妻の状況では検査の必要性はあるでしょうか?

また、検査する場合はどのタイミングで主治医の先生に伝える必要がありますか?

費用も自費で50万円程度掛かるようですが現状の検査結果と比較して、最適な治療方針が見つかり再発のリスクが下がるのであれば、検討したいと考えています。先生のご見解をお聞かせ頂きたく、どうぞ宜しくお願い致します。

OncotypeDX(オンコタイプDX)は、ホルモン療法だけでいいのか、ホルモン療法+抗がん剤がいいのかを調べる方法です。
現状では抗がん剤治療はいらないので、OncotypeDX(オンコタイプDX)をする必要はありません。
手術で腋窩リンパ節転移があった時に抗がん剤治療を考慮するので、その時にOncotypeDX(オンコタイプDX)をするといいと思います。

ゲストさん

部分切除か全摘かで悩みましたが、再発や転移のリスクを極限まで減らしたいとの考えで、 妻が本日右乳房全摘の手術をしました。 術中のセンチネルリンパ節生検も2ヶ所行い、陰性でした。 術前までの相談に回答頂き、考え方、方針の支えとなりました。本当にありがとうございました。 2週間ほどで正式な結果がでますが、術前の組織診の結果は、 ホルモン受容体陽性ER95%、PgR95%、HER2受容体陰性、Ki67 18%で、前回の質問では、 この段階では化学療法は不要な為、オンコタイプDXは必要無いとのアドバイスを頂きましたが、 稀にオンコタイプDXで逆の結果が出ることも有ると聞きました。 再発や転移のリスクを下げたいのですが術後同様の結果だとしてもオンコタイプDXは必要無いでしょうか? 先生のお考えをお聞かせ頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

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