お悩み相談室
Consultation room

乳がんのセルフチェック

乳がんに関するお悩みにお答えします

相談:1478 トリプルネガティブ乳がんにおける術前化学療法後の腋窩郭清

2020/05/21
相談者: 不明
2020/05/21
トリネガ乳ガンの手術方法について迷っています。 腫瘍が2つ引っ付いた状態で5㎝程度だったため、術前化学療法(AC、パクリ)をしましたが、あまり効果が見られませんでした。 初診の脇リンパ節針生検では転移なし、術前CTでも転移なしでした。 術前抗がん剤が、あまり効果がなかったので、腋窩リンパ節郭清を打診されています。 術後は、病理検査次第で、放射線+ゼロータを考えてるとの事です。 CTで転移がなさそうだから、センチネル生検次第で郭清しない方法もあるが、平均寿命(35)まで生かすつもりの治療をしたい。 と担当医から言われています。 手術前日まで悩んでいいと言われていますが、正直決めきれません…。 他の先生のご意見もお聞きしたく、宜しくお願いします。

トリプルネガティブ乳がんであっても、通常の乳がんと同じように手術をするのが普通です

。術前抗がん剤治療の前に腋窩リンパ節を針生検して転移が無く、抗がん剤治療後のCTで転移の疑いがなければ、

センチネルリンパ節生検をして、転移がなければ、腋窩郭清の必要はありません。

トリプルネガティブ乳がん、抗がん剤の効果が弱かったとういう理由では、腋窩郭清を勧める根拠にはなりません。

ゲストさん

ご回答ありかとうございました。

再度、質問させて下さい。

①術前抗がん剤をしていても、センチネル生検は有効なのか?

②リンパ節転移がなくても、腫瘍が5㎝程度であれば、郭清するのが一般的なのか?

③予防としてリンパ節郭清するのは、再発転移の確率に優位なのか?

④CTで転移なしだが、脇&鎖骨下のリンパ節が痛むのは、微少転移があるからなのか?腫瘍によりリンパの流れが悪くなってるからか?

宜しくお願いします。

① 抗がん剤治療前の状態で腋窩リンパ節転移なしの診断の人が、抗がん剤治療後にセンチネルリンパ節生検をしても、

リンパ節を見つけることができる確率と、診断精度については、抗がん剤によって左右されないので、有効です。

② リンパ節転移がなければ、腫瘍の大きさに関係なく、郭清はしません

③ 予防的なリンパ節郭清が再発転移を減らすという証拠はありません。

予防的なリンパ節郭清が再発転移を減らすのであれば、センチネルリンパ節生検なんてせずに、全員郭清をするはずです。

④ リンパ節の微小転移やリンパの流れが悪くて痛みが出ることはありません。

転移があるかもしれないという心配から痛みが出ているだけです。

乳がんに関する
お悩みやご相談はお気軽に

※WEB予約は、3週間先までのご予約になります。
電話予約は、当日から3か月先までの予約が可能です。

※WEB予約は、3週間先までのご予約になります。
電話予約は、当日から3か月先までの予約が可能です。

医院案内 WEB予約