相談:2970 乳がん組織診の病理検査結果が変わる
2024/11/29
相談者:
50代
2024/11/29
昨日、同タイトルで質問させて頂いたものですが内容に勘違いがあったので訂正させて頂きます。
受診結果が好転する説明を受ける中で興奮していたので、次の文章が患者側の希望的な捉え方で間違いのようです。
→トリプルネガティブという判定についてもそもそもがんでは無いので受容体の反応は陰性となるため
トリプルネガティブにも当たらないというものでした。
予定通り昨日の午後から再度組織診検査を受けてきました。
組織診は専門のチームが担当されたので主治医に疑問を聞くことは出来ませんでしたが
その担当医に同じ検体で浸潤がんの判定がこの病院で非浸潤がん、更にADHに変わることはあるのですか?と伺うと
珍しいことですがありますとの回答で、今は当院の判定はADHであるとしか答えられませんとのことでした。
また、今回の再組織審の結果は検査である以上全ての可能性があるので、最初の病院の判定となる浸潤がんと
なることもあり、その場合はトリプルネガティブの可能性が高いと言われました。
落ち着いて考えれば至極全うな話で腹落ちするのですが、予期せぬADH判定に歓喜した後に再び谷底に落ちたようで
メンタルの立て直しが出来ません。
約2週間後の結果診察まで再び不安で辛い日々を送ることになりますが、再びADHから浸潤がんに判定が覆ることは
可能性としてあることは理解していますが、ADHから非浸潤がんなら病理士の判定差と受け止めれるのですが
浸潤の有無の判定が変わるというのはどんなメカニズムなのでしょうか?
今は判定のふり幅が大きすぎて、心をどこに置いたらいいのか分かりません。
答えなど無いかも知れませんが、先生のお考えを聞かせて頂けたら幸いです。
訂正とはいえ、連投、長文、大変失礼いたしました。
浸潤がんがADHに変わることは実は時々あります。
乳がんの病理組織をたくさん見ている病理医とそうでない病理医では、特に大人しい乳がんは、別の病理医が見るとADHになることがあります。手術をして全体を見ないと診断がつかない場合もあります。
浸潤の有無の判定が変わるのは、浸潤に見える部分が乳がん細胞なのか、炎症細胞なのかの判定が難しい時に起こります。乳がんを異物として人間の免疫細胞が乳がんの近くに集まるのですが、これが乳がんに見えることがあるからです。