お悩み相談室
Consultation room

乳がんのセルフチェック

乳がんに関するお悩みにお答えします

相談:2864 遺伝子検査について

2024/06/08
相談者: 30代
2024/06/08
はじめまして。 5年程前にしこりを感じ、乳腺外科に通い数年かけてエコーやマンモ、MRI、細胞診、組織診等の検査を行い、ずっと良性の乳腺症ということでしたが、今回少し大きくなった(現在2.7cm)ことで良性として部分摘出手術をすることになりました。ただ、念のため再度MRIもしておこうということで検査したところ、悪性の疑いもあり、画像だけでは良性と悪性の判断ができないという結果でした。 なるべく手術を一度で終えられるように、次回再度細胞診をおこないます。 先生からは、「万が一細胞診で悪性だったときは遺伝子検査をすることもできる(祖母卵巣癌、叔母乳癌のため)。遺伝子検査をしない場合は、しこり周辺の部分摘出でいいが、遺伝子検査で陽性が出ると全摘をおすすめする」といわれました。 また、「切除して調べないことには確かには言えないが、もし悪性であってもステージは低い可能性もあり、初期段階だから命に関わるわけではないと思う」とも言われています。 ①家系に乳癌等がいる場合は、遺伝子検査をすることが一番なのでしょうか。 ②初期段階と思われるので本来であれば部分摘出でいいところを、追加で遺伝子検査を行いその結果次第で全摘へ変更すれば、再発リスクが大幅に減少するものなのでしょうか。 私の叔母はステージ0で部分摘出のみ、今は定期検診をしています。私も30代で子供もこれからのため、初期であれば叔母同様に乳房を残したいという意向ですが、主治医だけの話を聞くと、遺伝子検査をしないことを決断し、部分摘出にしたら今後後悔するのだろうか、という不安にもかられています。 まだ細胞診で良性の結果が出ることあるので、早まった質問かもしれませんが、教えていただきたいです。

①家系に乳がんがいる場合と、年齢が45歳以下での乳がん発症は遺伝性乳がんの可能性があるので、遺伝子を調べたほうがいいと思います。
②遺伝性乳がんであった場合、部分切除をすると、残った乳房にまたがんが出てくる可能性が高いので、全摘をします。
 更に反対側の乳房にもがんができやすいので、予防的に何もない方の乳房の切除も考えます。

良性として部分切除をするのに、なぜ細胞診なのかが疑問です。組織診で確認したほうが確実だと思いうのですが。
遺伝子検査をするメリットは、遺伝性の乳がんかどうかが分かる。
遺伝性の乳がんであった場合、両方の乳房にがんができる可能性が70%ぐらいあるので、予防的に切除して、乳がんから身を守ることができる。
さらに、卵巣がんもなりやすくなるので、閉経して卵巣が必要なくなったら、予防的に切除して、卵巣がんから身を守ることもできます。

乳がんに関する
お悩みやご相談はお気軽に

※WEB予約は、3週間先までのご予約になります。
電話予約は、当日から3か月先までの予約が可能です。

※WEB予約は、3週間先までのご予約になります。
電話予約は、当日から3か月先までの予約が可能です。

医院案内 WEB予約