相談:2862 石灰化の生検
2024/06/08
相談者:
40代
2024/06/08
このように相談できる場に感謝いたします。よろしくお願いします。半年前に乳がん検診を受診しました。マンモグラフィで石灰化病変のため半年後の受診になりました。半年経って受診したところ、石灰化が少し増えていて、微小円形の他に線状のものも混在している集簇ということで、カテゴリー4と診断されました。受診した病院では、切開生検で検査をすると説明を受けました。ステレオガイド下マンモトーム生検を希望する場合は、他の病院に紹介状を書いてくれるとのことでした。石灰化の場所が乳頭直下(幅15ミリ程度)なので、マンモトーム生検が難しいのか簡単なのか、分からないと言われました。切開生検だと入院、マンモトームだと日帰りという点や、石灰化の精密検査について調べるとマンモトーム検査が効果的と書かれていることがほとんどなので、マンモトームを選択する方が良いかと思っています。一方、受診した病院で検査をする場合は、おおよその日程が把握できていて、この時期には結果が分かるのかという覚悟もできるのですが、紹介先の大きな病院だと現時点では検査がいつになるか全く分からず、進行の遅い石灰化のような病変はすぐに検査してもらえないのでは、という不安もあります。教えていただきたい点は、
・乳頭直下のマンモトーム生検は、可能なのでしょうか(難しい場所でしょうか)
・私の場合、切開生検を選択するメリットはあるのでしょうか
乳頭直下のマンモトーム生検は十分可能です。
切開生検は最終手段です。診断の方法としては、マンモトーム生検を行ってそれでも診断がつかない時に
切開生検を考えます。良性の石灰化であった時に、切開生検はやり過ぎの検査になります。
マンモトーム生検をお勧めします。