相談:2808 胸壁再発後の治療について
2024/04/13
相談者:
40代
2024/04/13
質問よろしくお願いします。
2020年7月44歳右乳癌部分切除
22×12mm pt2.Ly0.V0.f pNO Nuclear grade2(核異型2 核分裂2)切除断片陰性 MBIー1 34% ER.PRともに陽性10%以上高度 HER2score1+陰性
ノルバデックス内服開始しトモセラピー15回
オンコタイプdx結果
再発スコア 11
9年遠隔再発率 3%
化学療法上乗せ く1%
ER 10.3 PR 9.9 HER2 9.2陰性
2022年8月46歳
局所再発にて全摘Invasive8×5mm、invasive+DCIS8×13mmでT1b相応。f+ ly0 v0 相当
核グレード2(核異型2点 +核分裂像2点) 切除断端陰性 MBI−1 40%
リンパ節検討なし(初回センチネル陰性にて)
既存癌の極小遺残の再発の可能性で妥当とのこと。
オンコタイプ 10
9年の遠隔再発率3%
化学療法上乗せ く1%
ER8.8 PR9.7 HER2 8.8
全摘後はノルバデックス内服のみ継続
2024年1月48歳
全摘後しこりあり生検がてらの切除で悪性。採血異常なし。
検体は右胸壁皮膚腫瘍切除。
25×25×18mm大。5分割で、全部を標本としました。腫瘍は肉眼的には10×5×5大(切り出し図参照)組織学的には、皮膚組織の真皮内から皮下脂肪組織内にかけて、連続性に結節状に腫瘤形成性の病変です。腫瘤内は密に管腔形成し増殖する腺癌の所見で、既存標本で記載されている既存乳癌の皮膚、皮下への転移再発で矛盾ありません。切除断端陰性。
バイオマーカー
ER10%以上 中程度
PR10%以上 高度
HER2 0陰性(10%以下でscore1+を見るが陰性と判断)MBIー1 27%
初発から今まで画像診断はしたことなく、3ヶ月に1度のエコーと半年に1度の採血で腫瘍マーカーは異常なし。放射線は初回したのでできません。内服治療について、このままノルバデックスのみの内服で良いのか、それともリュープリン+ノルバデックス、又はリュープリン+アロマターゼ阻害薬にした方が遠隔転移や局所再発は予防できますか?年齢的にリュープリンをする意味があるのか疑問もあり、この3つの治療のどれにするか迷っています。よろしくお願いします。
ノルバデックスを内服していての局所再発なので、ノルバデックスの効果が弱いタイプの乳がんの可能性があるので、
リュープリン+アロマターゼ阻害剤の方がいいかと思います。
主治医とよく相談してください。