相談:2794 今後の治療方針について
2024/03/29
相談者:
40代
2024/03/29
現在46歳です。3年ほど不妊治療をしているところでの乳癌診断により不妊治療は当面中止、このまま妊活終了を覚悟しています)
1か月ほど前に全摘手術(右)を受けました。
病理検査、オンコタイプ検査結果が出たのですが、スコアがちょうど境界線とのことで、主治医より今後の治療方針3パターンを提案され、ご自身で考えて決めてください、ということになりました。何をよりどころに決定して良いか分からず、アドバイスを頂けますと幸いです。
浸潤性小葉癌 ステージ3A (腫瘍7×5cm、リンパ郭清済3/5転移あり)
核グレード1
組織学的グレード2
Ki 20
オンコタイプ 18(化学療法効果を否定できません、と出ました)
脈管侵襲 なしとのこと
ルミナルB の診断
治療方針① 点滴抗がん剤(3か月)+ホルモン療法
治療方針② 経口抗がん剤(1年)+ホルモン療法
治療方針③ ホルモン療法のみ
※①〜③いずれにおいても放射線治療も推奨
私としては、リンパ転移が確認されたこともあり、抗がん剤治療は必要かと思っていますが、点滴と経口で何が違うのでしょうか。
主治医から聞いたのは、副作用のうち脱毛の有無と治療期間の違いくらいの説明でしたが、治療効果の期待値に違いがないのであれば、脱毛副作用が出現しにくい経口抗がん剤が良さそうに思いますが、一番気になっているのは、効果(期待)の違いと乳がんのタイプ×効果(点滴or経口)期待 についてです。
オンコタイプDXは点滴抗がん剤をするかしないかの指標です。経口抗がん剤は考慮されていません。
また、経口抗がん剤が、点滴抗がん剤と効果が同じとういうデータもありません。
経口抗がん剤は、飲まないより、飲んだ方が、効果があるというデータです。
貴方の場合、ベージニオも適応になると思います。
点滴抗がん剤3か月+ホルモン療法10年+ベージニオ2年も治療の選択肢になると思います。
もう一度主治医と相談してください。