相談:2750 オンコタイプ低リスクでTS1を追加
2024/01/20
相談者:
40代
2024/01/20
10月に右乳房部分切除の手術をしました。
浸潤癌 1.3㎝×1.0㎝ 悪性度2
リンパ節転移なし ER陽性90%
PgR陽性90% HER2陰性(1+)
リンパ管侵襲あり 血管侵襲なし
断端陰性(近い)ki67 26.8%
オンコタイプ再発スコア14
9年遠隔再発率4%
RS群における化学療法の上乗せ効果〈1%
術後、放射線治療をブースト含めて20回その後はタモキシフェンを服用しています。
担当医の方から、広域なリンパ管侵襲があるのでTS1の服用をすすめられました。オンコタイプは、低リスクで抗がん剤の上乗せ効果もないのでTS1を服用した方がよいのか悩んでいます。
担当医は、もし副作用がひどければ抗がん剤治療はやめてもよい。その場合は、タモキシフェンの服用のみ。減薬は意味がないのですすめないとのことでした。ちなみに、服用する場合は1日120mgとのことです。
9年遠隔再発率が、2%くらいへるとのことですが…TS1を服用した方がよいのでしょうか?
オンコタイプDXは点滴抗がん剤の必要性を見るもので、内服抗がん剤(TS-1)の必要性を見るものではありません。
TS-1の効果を見た、試験では、脈管侵襲(あなたの広域なリンパ管侵襲に当たる)がある人も含めて、
試験をしており、いいデータが出ているので、TS-1の適応ではあります。
減量が意味がないというのは良く分かりませんが、試験では2段階の減量までは、許容範囲になっています。