相談:2683 導管上皮細胞について
2023/11/11
相談者:
40代
2023/11/11
No.2679乳房内リンパ節で質問させて頂いた者です。いつもご回答頂き本当にありがとうございます。安藤先生の回答にはいつも救われております。感謝してもしきれません。
あともう一つ今回の私の細胞診の内容について質問させて下さい。
結果はクラス2
検体適正
多数の小型リンパ球を認めます。
一部に大型リンパ球も見られますが、異形は見られないようです。
導管上皮細胞や異形細胞は見られません。
乳房内リンパ節やリンパ球優位の炎症性病変が疑われます。
との診断でした。
(以前の安藤先生への相談内容No.1912しこりの回答に細胞診で乳管上皮細胞(導管円柱上皮細胞)がないと検体不適性になります。との回答がありました。)
そこで質問があります。
①導管上皮細胞とは乳管上皮細胞と同じものですか?
②私の細胞診の結果ですが、導管上皮細胞は見られませんとありますが、どういうことでしょうか?検体は不適性だったのでしょうか?見られないというのは良いことなのでしょうか?
③導管上皮細胞とはなんでしょうか?
④細胞診の結果、リンパ節、リンパの炎症との診断なので導管上皮細胞はなくて当然なのでしょうか?
心配性のため、度々の質問本当にすいません。よろしくお願い致します。
①同じです。
②乳腺を細胞診した時に、乳管上皮がないと検体不適正ですが、リンパ節の細胞しかなく、リンパ節と診断できれば、乳管上皮がなくても検体適正になります。
③乳管上皮細胞は、ミルクの通り道の乳管を形成している細胞です。乳がんはこの細胞が癌化して乳がんができます。
④リンパ節に乳管上皮があれば、乳がんの転移を疑いますが、乳管上皮がないので転移のないリンパ節と言う事になります。